ジェノゲストは黄体ホルモンの一種で子宮内膜症や月経困難症の治療薬です。ジェノゲストには1日内服量が1mgのタイプと2mgのタイプの2種類があり患者様の症状等に応じて使い分けます。
毎日継続的に服用することで子宮内膜に直接作用し子宮内膜の肥厚を抑制することで経血量を減少させ、生理痛を軽減します。また、子宮内膜症の病巣にも直接作用するので子宮内膜症の病巣が小さくなります。
またジェノゲストは低用量ピルと違い、血栓症のリスクが低いため低用量ピルが使えない方(片頭痛がある・血栓症の家族歴がある)にも使用できます。
ミレーナは子宮内に黄体ホルモンを持続的に放出する医療器具で、過多月経や生理痛の治療に使用します。子宮内に装着することで子宮内膜に直接作用し、子宮内膜の肥厚を抑制することで経血量を減少させます。
また、効果は最長で5年間あるので 経産婦の方やしばらく妊娠の計画がない方にお勧めです。
尚、子宮筋腫をお持ちの方、未経産の方や帝王切開による出産の方は診察にて装着可能か判断いたします。
レルミナは子宮筋腫や子宮内膜症による過多月経や生理痛を改善する治療薬です。レルミナは脳に直接作用することで女性ホルモン(エストロゲン)の分泌を抑えます。特に過多月経が原因と思われる貧血を認める方に有効な治療法です。